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エブリィフレシャスとこだわりの暮らしGood Lifestyle

vol.5 料理家・発酵マイスター 榎本 美沙さん | いつも、心地よい暮らしを求めて。

日々の暮らしのなかにあるささやかなことに楽しみを見つけ、自分にとっての「好き」や「心地よさ」を意識して生活する。そんな毎日の積み重ねが「自分らしさ」を作っていく———。「every frecious」を愛用している自分なりのライフスタイルやものさしを持った人に話を聞く本連載。5回目は、料理家の榎本美沙さん。発酵食品や季節の食材を使ったシンプルなレシピを提案し、暮らしを楽しんでいる彼女の住まいを訪ねた。

Chapter 01 眺めて気持ちのいいものと、暮らす喜び。

榎本美沙さんのキッチン 写真

YouTube「榎本美沙の季節料理」で紹介する、発酵食品や旬の食材を使って作った料理が支持を集めている榎本美沙さん。仕事や家事、プライベートタイムでやるべきこと、やりたいことがたくさんある日常を過ごしている人でも、少ない材料で簡単にできるレシピを届けている。そんな彼女の住まいは生活の場であり、仕事の場でもある。家の中にいる時間が長い分、この場所が絶対的に“心地よい場所”であることを大切にしているという。リビングをぐるりと見渡すと、生活の中心がキッチンであることが一目瞭然な空間である。

「キッチンはコロナ禍のときに、リノベーションしました。その前はごく一般的なキッチンで。家族とのコミュニケーションの取りやすさや雑誌や書籍、Youtubeでの撮影を考慮して、オープンなキッチンにしたかったんです。自分にとっては、閉鎖された空間で料理を作るのではなくて、ともに過ごす時間の中で料理を作る感覚が理想的。収納の棚板は、いい風合いの古材で作りたかったんです」

棚板には梅酒、甘夏酒、梅シロップ、アマレットを保存している瓶、作家ものの器、手仕事で作られた竹かご、よく使う調味料などがリズムよく並んでいる。

「棚板のスペースは自分が『眺めていて心地よい』と感じるものだけを出すようにしています。ふだん使うものを全部出してしまうと雑然とした印象になってしまうので」

Chapter 02 白という色が持つ力や古いものの佇まいに、引き寄せられて。

アンティークや古道具 写真
蚤の市、ギャラリー、展示会などで購入したもの 写真
蚤の市、ギャラリー、展示会などで購入したもの 写真

蚤の市、ギャラリー、展示会などで購入することが多いという榎本さん。そのときどきの一期一会の出会いを楽しんでいる。「温かみを感じさせてくれる白が好みです。触れたときに心地よさを感じる、なめらかなぬめりのある質感が好きで、そういう似たようなトーンが多いです」

リビングには、あたたかみを感じさせるダイニングテーブルや食器棚が置かれている。隣には「every frecious tall」が並ぶ。マットな質感の白が軽やかで、木製の家具とのなじみがいい。

「アンティークや古道具を暮らしに取り入れることを好んでいて、インテリアにはそうしたものを迎えることが多いです。経年変化した木の質感に、誰かが使っていた痕跡や歴史を感じる佇まいに愛着が湧きます。私は白い器が好きで集めていますが『tall』のウォーターサーバーは、そうしたものの隣においても自然で。暮らしの中に風景にすっと溶け込めると思いました。白という色が持つ、すっきりとした佇まいに背筋が伸びます。サーバーは、イメージしていたよりもスリムでコンパクトなところも魅力。うちのリビングはそんなに広くないので、幅を取らずに使えるのが嬉しいところ。注ぎ口のコーナーが小さいデザインも、スタイリッシュだと思います。浄水型のサーバーということで、ピッチャーで水道水を注ぐだけでおいしい水が飲めるのもありがたいです」

そこかしこに置かれている生活雑貨も目を引くものが多い。例えば、棚板に置いている大きめの竹かご。これには、使用頻度が高いふきんやさらしをまとめて収納している。それだけで、細々としたものを綺麗に整理整頓ができるという。

手仕事で作られた工芸品と榎本さん 写真

「生活雑貨のひとつ一つを自分が心地よいと感じられるものを選び抜きたいと思っています。やっぱり、好きなものに囲まれていると気持ちがいいものですし、そうしたことを積み重ねていくことは、生活する上で実は大きなことだと思っています。さらしは、キッチンペーパーを使いすぎないように、環境への配慮も考慮して取り入れています。手仕事で作られた工芸品は、人が手を尽くした分だけ制作に時間がかかっていて、眺めるたびに作り手の人の想いや、もののルーツや伝統に想いを寄せることができます。長く使えるものですし、いろんな角度から楽しむことができるのでものとして価値が十二分にあります。だからこそ、多少、値段が張るものでも頑張って購入したい。作り手の方に長きに渡って活動してもらいたい想いもあるので、そうしたものを意識的に生活に取り入れています」

ウォーターサーバーと榎本さん 写真

生活家電である『tall』を迎え入れたことで、暮らしにはどのような変化が訪れたのだろうか。

「私は季節問わずふだんから白湯を飲むことが多いのですが、ケトルで沸かさずとも、ボタンひとつで白湯を飲めるのが、とても楽でいいなと思います。まろやかな味わいも好みです。うちには2歳の子どもがいて、あまり水分を摂りたがらないことに少々困っていました。ジュースを与えたくないので、水を飲んでもらいたくて。けれど、飲みたい瞬間に水を渡せないと飲んでくれないということも。そうした背景も相まって、PFASが除去された安心して飲める水をすぐに差し出せることは、子育てする上でとても助かりました。外出するときはマイボトルを持参するのですが、そういうシーンでもサーバーの水は活躍します。ゴミを減らすこともできて、環境にやさしい取り組みができるところも魅力を感じています」

自家製の甘酒にごり酢ラッシー写真

ジッパーつきの保存袋に生米麹か乾燥米麹200g、60℃のお湯を2カップ入れる。保温状態にした炊飯器にふきんを敷き、保存袋を入れ袋の端っこを少し開けて8時間ほど置く。夜、寝る時に仕込めば翌朝、起きたときに出来上がる。

家族で毎日飲むことが習慣になっているという甘酒を作るときにもサーバーの水を使った。楽においしい水を注げることで、日々、続けていることがよりスムーズになる。

「甘酒は毎朝、飲んでいます。自分で作っているのを飲むこともあれば、市販のものを飲むことも。自分で作るときは、とにかく簡単にシンプルな作り方にしたくて。麹とお湯があれば作れるレシピにしています。甘酒ににごり酢を入れてヨーグルトを入れて『甘酒にごり酢ラッシー』にして飲むとすごくおいしいんです。甘酒を飲むことを習慣にしたことで、腸の調子が改善されたように思います」
そう、笑みを浮かべて教えてくれた榎本さん。自分が心地よいと感じることを積み重ねて日々、続けていく。そのことが暮らしの活力になっている。

榎本美沙さん 写真
プロフィール

榎本 美沙(えのもと みさ)

発酵食品、旬の野菜を使ったシンプルなレシピが多くの人に支持され、テレビ、雑誌や書籍へのレシピ提供、イベント出演などを行う。YouTubeチャンネル「榎本美沙の季節料理」、Instagram@misa_enomotoも人気。オンライン料理教室『榎本美沙の料理教室』では、みそ作り、キムチ作り、発酵野菜などの発酵食品の仕込み方、発酵食品の知識を深める講座などがテーマに。最新刊は『毎日、水キムチ』(文化出版局)。

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Photo : Hitoshi Sakurai
edit & text : Seika Yajima

榎本さん愛用中のウォーターサーバー

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「人は水で出来ている。だから暮らしの為に水を選ぶ」
【発酵マイスター・榎本美沙さん】

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